福島の原発事故を受けて、各国では原発の運用をめぐって舵取りの方針を決めなければならないような状況になっているようです。同じヨーロッパの中お隣同士の国でもドイツは原発否定派、フランスは原発肯定派と明らかな方針の違いが見えて来ています。
私も、基本的には原発から自然エネルギーへの転換を進めて行くべきだと考えてはいますが、たとえ世界の半数の国が完全に脱原発の方針を固めたとしても、残り半分が推進していたら地球規模ではあまり効果のない事なのではないかと思うのです。
今回の福島の事故でも、放射能は思いのほか遠くまで飛散している事が明らかになりましたし、海に流れ出てしまった放射能がこれからどのくらいの範囲にどのような影響をもたらすのかなど全く予測もつきません。要するに、地球上に原発推進国がひとつでもあれば、さらに極論すれば、あるいは原発の施設がひとつでもあれば、放射能拡散の可能性は付いて回るという事です。
もちろん、今世界中の原発を一気に止めるなんて事は現実的に無理な話ですし、途上国に原発を作るなというのも出来ない相談でしょう。ただ、それぞれの国で原発の運用をどうするか決めただけでは、片手落ちです。原発のこれからは、世界中の人たちが考えて行かなければならない問題なのです。

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